asthma長引く咳・喘息外来
長引く咳外来
健康であれば、咳が続くことはありません。
風邪で咳が残ることはありますが、1ヶ月程度です。
もし2ヶ月以上の長引く咳がある場合、そこにはかならず何かしらの病気が隠れています。
市販の咳止め薬や、病院で処方されたおくすりを飲んでも咳が長引く場合は、咳(気管支・肺)の専門家である「呼吸器内科」を受診してください。
長引く咳の原因
よくある症状ではありますが、咳の原因はさまざまです。
たかはし呼吸器内科クリニックでは、呼吸器内科専門医が肺の音や画像診断、さまざまな検査により、原因を調べます。
- ぜん息によるもの
- 咳ぜん息によるもの
- 新型コロナウイルス後遺症によるもの
- COPD(慢性閉塞性肺疾患)によるもの
- マイコプラズマ肺炎、肺炎クラミジア、百日ぜきなど、
感染症によるもの - 高血圧の薬によるもの
- アトピーによるもの(アトピー咳嗽)
- 副鼻腔気管支症候群によるもの
- 逆流性食道炎(胃食道性逆流症)によるもの
- 原因がはっきりしないストレス性のもの
3週間以上続く咳の原因の内訳は、咳ぜんそくが約40%、ぜんそくが約30%で、両方を合わせると70%以上です。
※鼻の病気(耳鼻咽喉科)や食道・胃の病気(消化器内科)が原因のこともあります。
病態、症状が酷い場合は、総合病院各科をご紹介いたします。
喘息外来
ぜんそく=子どもの病気と思われている方もいらっしゃいますが、成人(特に中年以降)もぜんそくにかかります。
しかも、子どものときの喘息の有無に関わらず、突然発症することがあります。
小児喘息は成長と共に治ることが多いのですが、成人喘息はほぼ治らないと言われています。
高血圧症や糖尿病と同じように慢性疾患(長期にわたって付き合っていく必要がある病気)です。
こんな症状ありませんか?
- 風邪をひいた後、いつまでも咳だけが治らない
- 季節の変わり目など、特定の時期に咳が出やすい
- 夜中や明け方など、特定の時間帯に咳が出やすい
- 運動したり冷気や煙にあたると息苦しさやせきが出やすい
当院での治療法
長期管理薬(コントローラー)
気道の炎症を抑える薬と、気道を広げる薬で発作を予防します。
- 長期間使ってはじめて本当の効果が現れる薬です。
- 症状がないからと途中でやめず医師の指示通りに続けること!
気道の炎症を抑える薬
- 吸入ステロイド薬
- 抗アレルギー薬
(ロイコトリエン受容体拮抗薬など)
気道を広げる薬
- 長時間作用性β2刺激薬
(吸入・経口・貼付) - テオフィリン徐放製剤
- 長時間作用性抗コリン薬
発作治療薬(リリーバー)
発作時に気管支を速やかに広げ、呼吸を楽にします。
- 気道の炎症を抑える働きはありません!発作治療薬だけに頼っていると喘息が悪化します!
気道を広げる薬
- 短時間作用性β2刺激薬
- テオフィリン薬
- 抗コリン薬
咳の専門家があなたに合ったおくすりを選びます
ぜんそくはおくすりの選び方と、その使い方が一番大切です。
なかなか良くならない…と言われている方でも、薬の量を変えたり、違う薬にしたり、薬の使い方を変えるだけで、症状が改善することも多いです。
呼吸器内科は咳の専門家ですが、それぞれに異なった最適な治療法や薬剤型があるため剪定は簡単ではありません。
なかなかよくならない咳の症状、ぜんそくの症状でお悩みの場合は、どうぞお気軽にご相談ください。