COLUMN院長コラム
2025.08.20 | お知らせ,クリニック紹介,咳,新型コロナウイルス感染症
2025年夏の感染症流行状況~新型コロナウィルス感染症~
ここ4,5年は毎年夏と冬に2回新型コロナウィルス感染症の流行が発生しています。今年も同じく7月以降感染者は増え始め、8月になり感染者・陽性率共にが増加しています。
小児では伝染性紅斑(リンゴ病)が連年に比し多い状況です。
傾向として沖縄→東京など大都市部→東海地区主要都市→郊外という順に感染が伝播していきますので、流行の予測が可能です。今年は当地域は8月中旬に流行が強まり、お盆~明けにピークになると予想されます。
今週は感染者数・陽性率ともに高く、喉の痛み・微熱(あるいは熱なし)での発症例が多い傾向にあります。専門家からは新型株への変異の報告も挙がっております。
若い方は通常カゼで終わることが多いですが、非常に感染しやすいカゼですので職場や家庭内での対応が重要です。引き続き高齢者・基礎疾患有する方では重症化が重要ですので、ワクチンでの予防と感染時の抗ウィルス薬の検討が必要です。
当院ではガイドラインと最新の流行状況を総合判定し、適切な対応を解説しておりますので、検査希望の方・治療薬の適応かどうか相談したい方は是非受診してみてください。
(感染対策上、受診制限が生じる場合がありますことご了承ください。)