COLUMN院長コラム
ぜんそく・喘息の診断は非常に難しいです。症状の繰り返しや、長年患っていることが確認されればさほど難しくありませんが、症状の期間が短い場合は感染症やその後の経過を否定することができません。
気道過敏性試験や可逆性肺機能検査が行えればよいのですが、クリニックでの実施は難しいですし、新型コロナウィルス感染症が流行してからは、医療機関で最大努力呼吸を促すこと自体やりづらくなってしまいました。
ここ数年は呼吸器診療にとってある意味冬の時代でした。
<呼気NO検査>は呼気に含まれる一酸化窒素濃度を測定することで、気管支喘息や咳喘息での気道炎症を判定する検査です。検査に適応ある方にはご提案しますし、診断目的で一度やってみたいという方は来院時にお申し出ください。