COLUMN院長コラム
長引く咳の代表的疾患に気管支喘息があります。アレルギー性の気管支炎のことで、小児ではアトピー性、成人では非アトピー性が多い病気です。
当院は小児科の標榜はしておりませんが、ある程度の年齢の小児喘息の診断・治療は対応しております(現状3歳~15歳 ※15歳以上は医学的に成人扱い)。
ポイントとしては“夜間悪化する、繰り返す、咳・痰・ゼイゼイ感”です。
この症状がひどく、繰り返しが多い場合に診断されます。
風邪を引くと悪化しますので、そもそも風邪と間違われます。風邪・感染性気管支炎や肺炎は一過性に終わりますが、喘息は悪化を繰り返しますので、慎重な対応が必要です。
状態が悪いままだと、成人の喘息として持ち越してしまうため、なるべく症状を抑え無症状期間が続く(=寛解)よう管理します。
特定の抗アレルギー剤や、吸入ステロイドで治療をします。
中等症以上では気管支拡張剤の吸入を併用したり、ひどい発作ではステロイドの内服まで行います。
現行治療の相談含め対応しておりますので、お気軽にご利用ください。