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COLUMN院長コラム

2024.08.01 | アレルギー,呼吸器疾患,

小児喘息・小児ぜんそく

長引く咳の代表的疾患に気管支喘息があります。アレルギー性の気管支炎のことで、小児ではアトピー性、成人では非アトピー性が多い病気です。

当院は小児科の標榜はしておりませんが、ある程度の年齢の小児喘息の診断・治療は対応しております(現状3歳~15歳 ※15歳以上は医学的に成人扱い)。

 

ポイントとしては“夜間悪化する、繰り返す、咳・痰・ゼイゼイ感”です。

この症状がひどく、繰り返しが多い場合に診断されます。

風邪を引くと悪化しますので、そもそも風邪と間違われます。風邪・感染性気管支炎や肺炎は一過性に終わりますが、喘息は悪化を繰り返しますので、慎重な対応が必要です。

 

状態が悪いままだと、成人の喘息として持ち越してしまうため、なるべく症状を抑え無症状期間が続く(=寛解)よう管理します。

特定の抗アレルギー剤や、吸入ステロイドで治療をします。

中等症以上では気管支拡張剤の吸入を併用したり、ひどい発作ではステロイドの内服まで行います。

現行治療の相談含め対応しておりますので、お気軽にご利用ください。