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COLUMN院長コラム

2024.06.03 | アレルギー,

吸入ステロイド

咳喘息・喘息・アトピー咳嗽・COPD(慢性閉塞性肺疾患、たばこ病)の治療に吸入ステロイドがあります。ステロイドは様々なアレルギー疾患に有効な基本的薬剤ですが、全身ステロイド(=内服のステロイド)になりますと副作用が多くなります。

全身性の深刻な副作用を生じないように、喘息性疾患の治療には吸入のステロイドが用いられます。

 

薬効はマイルドであり、数日~1週間で効果が出て1ヶ月程度でピークに達すると言われています。風邪薬などとは異なり、処方したら基本的には数カ月は使用していただく薬剤になります。

1回処方されて使用してみたけど効いた実感がなかった」、「少し効いたと思ったが止めたら症状が再発した」このような問診があった場合は薬剤の有効性を確認する必要があります。

もちろん日数経過で自然軽快する風邪や気管支炎ではそれに適した対応を行います。当院では1~3週間までの軽度の症状の場合には、なるべく専門的な薬剤を使用しないよう心がけております。