COLUMN院長コラム
2025.08.21 | 生活習慣病
高血圧管理・治療ガイドライン2025
当院は高血圧・糖尿病・脂質異常症などの生活習慣病も治療対応しています。
先月6年ぶりに高血圧治療ガイドラインが改定されました。
高血圧の判断基準は「診察室血圧140/90mmHg以上、家庭血圧135/85mmHg以上」でありますが、75歳未満の成人の降圧目標は「130/80mmHg未満」、75歳以上の高齢者や、両側頸動脈狭窄や脳主幹動脈閉塞のある脳血管障害患者、蛋白尿陰性の慢性腎臓病(CKD)患者など、副作用が生じ得る患者では「140/90mmHg未満」が管理基準と示されています。
この度のガイドライン改定で75歳以上の高齢者での降圧目標が「130/80mmHg未満」と表記されましたが、これを厳格に順守すると多くの高齢者に薬剤投与が必要となります。
栄養指導、運動指導を行いつつ、ひとりひとりご希望・併存症を考慮して血圧管理することが重要です。