COLUMN院長コラム
当院では一般内科、生活習慣病の管理・薬剤処方も対応しています。
糖尿病には多種多様な薬剤がありますが、スルホニルウレア剤(SU剤)は膵臓のβ細胞にある受容体に結合しインスリンの分泌を促進させ強い血糖降下作用をもたらします。
しかし低血糖を生じてしまうリスクが高いため最近では出番が少なくなった薬剤です。具体的にはグリメピリド(アマリール)・グリクラシド(グリミクロン)・グリベンクラミド(オイグルコン)という品目です。
救急での仕事をしていますと、これらの薬剤を服用している方は低血糖発作で受診
搬送されることが多々ありました。
高齢者では急激な血糖降下はリスクと考えられていますので、疾患の厳格な管理と安全な薬剤の選択に悩む状況が生じます。
当院では年齢や疾患重症度を考慮し、安全かつより良好な血糖管理ができるよう治療対応しております。入院が必要なケースは近隣の専門機関へ紹介・連携対応もしております。