COLUMN院長コラム
2024.02.10 | アレルギー
アレルゲンとは~花粉~
アレルギーを考えるうえで、それを引き起こす原因を考えることは重要です。そういう原因物質(抗原)をアレルゲンといいます。ある程度大きい物質はアレルギーを引き起こすアレルゲンとなりやすいです。物質の大きさは、水H2Oや塩NaClなどほぼ元素のようなものを最小単位と考えると、分子化合物・タンパク質・目で認識できるくらいの細かい粒子は比較的大きいものと言えます。花粉は30μmの大きさです。樹木を伐採すると、服に細かい黄色の粒子が付着しますが、それが花粉です。
それが呼吸器・気道に侵入することで、外敵・アレルゲンと身体が認識し、体外に出そうとする反応として咳・くしゃみ・鼻水・流涙の症状が生じるのが花粉症です。物質によっては刺激症状がでるので、そういった異物を排泄しようとする反応は良い事なのですが、過剰であることが問題なのです。
仕事中や勉強中、会話中に咳やくしゃみが止まらないと非常に困りますよね。症状のタイプにより完全に抑えることが困難でも、ある程度の症状緩和は目指せるのがアレルギーです。
まずは自分がどのタイプの症状なのか、症状にお困りでしたら一度ご相談ください。